BS21 Lab の製品 - カラー漢字 LCD シールド(キット版)(製品番号:BS21LAB-006K)
19/aug/2013 新規
2/sep/2013 更新
「カラー漢字 LCD シールド」のキット版です。
表面実装部品の半田付け作業が必要になりますので、やや難易度が高いです。(半田付け初心者には無理かも)
本シールドの仕様等につきましては、「カラー漢字 LCD シールド(完成版)」のページをご覧下さい。
以下では、キット版の組み立て方法のみを記述します。
・ご購入方法
本製品は、以下のサイトで取り扱って頂いております。
(株)スイッチサイエンス様
<添付部材の一覧>
以下の部品がそろっている事を御確認ください。
万一、不足している場合は、info@bs21−lab.com (スパム対策で全角文字にしてます) まで、御連絡下さい。
| 名称 | 表面実装部品 | 記号 | 型番 | メーカー | 個数 | コメント |
(1) | カラー漢字LCD シールド基板 | | --- | BS21LAB-B006 | 弊社製 | 1枚 | 幾つかの部品が既に取り付けられています 基板厚 t=1.2mm |
(2) | 1.8” TFT LCD | ○ | LCD1 | NHD-1.8-128160TF-CTXI | Newhaven display | 1個 | 25ピン |
(3) | レギュレータ (3.0V) | ○ | U2 | TA48M03F | 東芝 | 1個 | 3.0V, 500mA, HSOP3-P-2.30D 形状 |
(4) | i2cバスリピーター | ○ | U3 | PCA9517D | NXP | 1個 | SOP8 形状 |
(5) | タクトSW (上/下/左/右/Reset) | | SW1〜SW5 | --- | 不問 | 5個 | 白/黒/赤/青/黄/緑/橙/茶の8色から適当な5色 |
(6) | スライドSW (DTDP):上つまみ | | SS1〜SS2 | JS202011CQN | C&K | 2個 |
(7) | スライドSW (DTDP):横つまみ | | SS3 | JS202011AQN | C&K | 1個 |
(8) | DIPSW (2p) | | SS4 | 210-2MS | CTS | 1個 |
(9) | Backlight用抵抗 | | RL1 | 47Ω | 不問 | 1個 |
(10) | Backlight用VR 100Ω | | VR1 | GF063PB101 | TOCOS | 1個 |
(11) | チップ抵抗R3216 | ○ | R5〜R8 | 3.3kΩ | 不問 | 4個 | 3301 という刻印有り ※ちょっと大きかったかも。R2012をお持ちなら、そちらでもOK |
(12) | ダイオード | | D1 | 1SS270A | 不問 | 1個 |
(13) | チップコンデンサC3216 | ○ | C10〜C13 | 16V 0.1μ | 不問 | 4個 | C3216 なのに刻印なし ※ちょっと大きかったかも。C2012をお持ちなら、そちらでもOK |
(14) | 電解コンデンサ | | C20 | 16V 100μ | 不問 | 1個 |
(15) | 電解コンデンサ | | C21〜C22 | 6.3V 47μ | 不問 | 2個 |
(16) | 10.5mm長 1x6 ピンソケット | | --- | 4UCON-#18688 | 4UConn | 1個 |
(17) | 10.5mm長 1x8 ピンソケット | | --- | 4UCON-#18689 | 4UConn | 2個 |
(18) | 10.5mm長 1x10 ピンソケット | | --- | 4UCON-#19950 | 4UConn | 1個 |
(19) | L型ピンヘッダー(5.84mm) | | JPVIO | 1x5p | Useconn | 1個 |
(20) | ショートピン | | --- | MJ-254-6X | Useconn | 1個 | 白/黒/赤/青/黄/緑のいずれか1個 |
(21) | 取扱説明書 | | --- | BS21LAB-006K(P1) | 弊社製 | 1枚 |
※ 基板は"有鉛"タイプですので、御注意下さい。
<前準備>
組立てに際して、以下の工具が必要となります。適宜、ご準備ください。
- 半田ごて
- 半田
- 半田吸取り線
- フラックス洗浄剤
- ニッパー
- ルーペ
- テスター ※通電確認に使用します。ショートしていると音が鳴るタイプがよろしいでしょう
また、以下の工具等があると、作業がやり易くなると思われます。
- 安全眼鏡 ※百円ショップで315円で売ってるヤツでOKです
- 仮止めテープ (マスキング・テープ) ※粘着力の弱いテープ。ホームセンター等で売っています
- ピンセット
- 5V 電源 ※新品の電池3本〜使い古しの電池4本でもOK
なお、半田付けの方法や、工具等の取り扱いの方法につきましては、各種雑誌やインターネット上に数々の紹介がありますので、ここでは割愛させて頂きます。
<組立て>
以下の手順にて組み立てると、きれいに組みあがると思います。無論、必ずこの通りに組み立てなければならない訳ではありませんので、適宜、アレンジしてください。
なお、万が一の為にも、作業中は安全眼鏡の着用をお勧めします。
☆ 裏面("B-side" とシルクの有る面)から作業開始します。
1.チップコンデンサ C10〜C13 取り付け:
チップコンデンサ4個を C10〜C13 とシルクのある箇所に半田付けしてください。(なお、C19 と C30〜C33 には何も付けません。)
2.チップ抵抗 R6〜R8 取り付け:
ここでは4個あるチップ抵抗の内、裏面の3個(R6〜R8)だけ半田付けします。R5 は表面側なので、未だ半田付けしません。(なお、R1〜R3 には何も付けません。)
3.i2cバスリピーター U3 取り付け:
8ピン SOP の PCA9517D を半田付けします。取り付け向きですが、"NXP" の刻印が、基板上の "U3" のシルク側に来る様にします。
4.レギュレータ U2 取り付け:
HSOP3-P-2.30D 形状の TA48M03F を半田付けします。GND 兼放熱板の部分には、たっぷりとハンダを流し込みます。
5.L型ピンヘッダー JPVIO 取り付け:
"Vio Selector" とシルクの有る箇所に取り付けます。ピンヘッダーを取り付けるのは裏面ですが、半田付け自体は表面からです。
※ 以下の写真ではピンヘッダーだけで、ショートピンが付いてませんが、ショートピンを軽く挿し込んだ状態で、ピンヘッダーを半田付けした方が良いです。
写真の様にすると、後で「斜めってて、ショートピン入らねー」という事態になりかねません。
☆ 裏面は以上で完了、表面("A-side" とシルクの有る面)に移行します。
6.チップ抵抗R5 取り付け:
残り1個を半田付けします。
7.LCD1 取り付け:
フラットケーブルの25ピンを半田付けします。ここが一番難しい作業になります。
LCD のプラボディ裏面に突起が3箇所あります。この突起が基板の3箇所の穴にはまる様に取り付けてください。
また、フラットケーブルに基板固定用の両面テープが付いてますので、フラットケーブルの25ピンが基板上のランドにぴったり重なる様にしてから、両面テープで基板に貼り付けます。
フラットケーブルの位置決めが完了したら、一気に山盛り半田付けし、半田吸取り線で余分な半田を除去した後、ルーペで目視確認、さらにテスターでショート確認し、最後にフラックス洗浄剤で綺麗にすれば、取り付け完了です。
なお、LCD プラボディ固定の両面テープを剥がすのは、動作確認後ですので、ここでは未だ剥がさないで下さい。
それまでは仮止めテープで仮止めしておきます(何故か既に電解コンデンサが付いてしまってる写真ですが無視してください)。
8.抵抗 RL1 取り付け:
取り付けます。
9.ダイオード D1 取り付け:
取り付け向きに注意してください。
10.スライドSW SS1〜3 取り付け:
つまみが上向きのスライドSW を SS1〜2 に、つまみが横向きのスライドSW を SS3 に半田付けします。
11.DIPSW 取り付け:
取り付けます。
12.電解コンデンサ C21〜C22 取り付け:
極性に注意して取り付けます。ランド面積が小さすぎたせいか、−側の半田付けがし辛いです。申し訳有りません。
13.VR1 取り付け:
取り付け向きは、素直に取り付く向きで OK です。足を無理矢理曲げないと入らない、という状態は取り付け向きを間違えています。
14.電解コンデンサ C20 取り付け:
極性に注意して取り付けます。ランド面積が小さすぎたせいか、−側の半田付けがし辛いです。申し訳有りません。
15.Reset SW 取り付け:
5つあるタクトSW の1つを取り付けます。残り4個はピンソケット取り付けの後にした方が良いでしょう。色はお好きなのを選んでください。
16.ピンソケット4ヶ取り付け:
一旦、別のシールドにピンソケットを挿し込んでおきながら、本シールドに半田付けすると、斜めにならずに垂直に半田付けできます。
17.上/下/左/右タクトSW 4ヶ取り付け:
残り4個のタクトSW を取り付けます。色はお好きな様に並べてください。
☆ 以上で半田付け完了です。確認作業に移ります。
18.ショートの確認:
まずは目視で確認、次にテスターで確認します。
19.+5V 印加確認:
ピンソケットから +5V を印加します。LCD 部にスプラッシュ画面が表示されれば、まずは OK です。
何も表示されない場合は、何かがおかしいので、直ぐに電源を外して、再度確認してください。
※ 以下の写真は試作の時の写真なので、ファームが書き込まれておらず、画面が真っ白けっけですが、製品版では絵が出ます。
20.LCD1 の両面テープ貼り付け固定:
スプラッシュ画面が無事に表示されたなら、LCD プラボディ固定の両面テープを剥がして、基板に貼り付けて固定させます。
※ ただし、LCD1 付属の両面テープだと、ちょっと面積が小さい様な気がします。市販の両面テープで粘着力を増強した方が良いかもしれません。
21.Vio Selector のショートピンの設定:
3種類の選択方法から任意の1つを選びます。特に事情が無い限り、4番目のVio−IOREF にしておくのが無難です。
詳細は「使用方法(Vio の選択)」をご覧下さい。
22.SS1〜3 と DIPSW の設定:
SS1〜3 と DIPSW を適切に設定します。詳細は「使用方法(Vio の選択)」をご覧下さい。
23.Arduino に装着:
Arudino に装着したら、サンプルスケッチが動作するか確認して下さい。
※ Arduino Uno の場合、USB コネクタにチップ抵抗 R6 が接触しそうになるので、USB コネクタ上面に絶縁テープ等を貼り付けておいたほうが良いです。
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