19/dec/2013 新規
26/dec/2013 更新
Sunlike 社製の SD1602H を、RaspberryPi 用の I2C シールド(拡張ボード)にするキットです。
SD1602H そのものとピンヘッダー(1×16)は付属していませんので、別途、御用意ください。
I2C (TWI) 方式専用ですので、貴重な GPIO ピンを消費しなくて済みます。
また、おまけ機能として、+5V 汎用出力4点(内3点は PWM 出力も可能)も付いています。
別名、「RaspberryPi 用 カナ LCD シールド」です。(元々この名称だったんですが、商品名としてはインパクト感が弱いので、現在の名称に改名しました)
本製品に SD1602H そのものとピンヘッダー(1×16)は付属していませんので、お客様にて御用意ください。
(多分、本製品を買われる方なら、ブレッドボードに挿しっぱなしで、埃を被った SD1602H の一台や二台は、部屋の片隅に転がっているかと思います)。
SD1602H は、バックライトが緑色のタイプと、オレンジ色のタイプの2種類がありますが、どちらを使用しても構いません。
表示できるのは SD1602H で表示できる半角 185 字+ユーザー定義文字8文字のみ、です。
符号化方式は UTF-8 のみになります。
おまけ機能として、+5V 仕様の汎用デジタル出力が4点、付いています。この内3点は 8 bit PWM 出力も可能です。
なお、「シールド」は Arduino 用語であり、RaspberryPi 的には「拡張ボード」が正しい用語なのですが、「拡張ボード」では語感的に今一なので、本製品では「シールド」という名称にしてます。
本製品は組み立て式キットとなっています。表面実装部品(SOタイプ 8ピン)が1つだけ有ります。他はスルーホール部品です。組み立て方は組立て方法を御覧下さい。
本製品は、以下のサイトで取り扱って頂いております。
(株)スイッチサイエンス様
本製品は、基本的には、電源を OFF にした状態で DIP SW の切り替えを行ってください。通電中に DIP SW を切り替えますと、もしかすると IC 等が静電破壊される恐れがあります。
電源を OFF にした状態でも、DIP SW を切り替える時は、静電気を逃がしてから行ってください。
また、本製品は端子等が露出しており、ショートなどで容易に故障しやすくなっておりますので、取り扱いには十分に注意してください。
鋭利な部分も多数有りますので、怪我等に十分に注意してください。
本製品は人命等に関わる装置への利用につきまして、考慮されておりません。
また、本製品を使用した事によって発生しました如何なる事象につきまして、弊社は責任を負いかねますので御了承下さい。
寸法 | 幅約70.5mm×長さ約48.3mm | |
高さ | 約25mm | ※ LCD から RaspberryPi 用ピンソケット先まで |
駆動電圧 | +5V(LCD 駆動用) 及び +3.3V(通信用) |
接続方式 | I2C (TWI) 方式 | RaspberryPi 本体とは +3.3V で通信します |
I2C アドレス | 7bit表記: 0x0C 〜 0x0F 8bit表記: 0x18+R/W 〜 0x1E+R/W | ※ DIP SW にて4つの中から選択可能。 ただし、いずれの選択でも連続4アドレスを占有します。 |
7bit表記: 0x1C 〜 0x1F 8bit表記: 0x38+R/W 〜 0x3E+R/W | ||
7bit表記: 0x2C 〜 0x2F 8bit表記: 0x58+R/W 〜 0x5E+R/W | ||
7bit表記: 0x3C 〜 0x3F 8bit表記: 0x78+R/W 〜 0x7E+R/W |
LCD 表示領域 | 幅52mm×高さ16mm | |
LCD 表示文字数 | 半角16文字×2行 | ※ 半角文字のみ。全角文字は不可 |
LCD バックライト | 常時点灯、もしくは、ソフトウェア制御 | ※ DIP SW より、常時点灯と、ソフトウェア点灯/消灯機能のどちらかが選べます。なお、点灯させると、バックライトだけで最大 120mA 消費するようになります |
半角文字 | JIS X 0201:1976 ローマ字(チルダ記号を除く) | 94字 | 計185字 |
JIS X 0201:1976 片仮名 (いわゆる半角カナ) | 63字 | ||
拡張ラテン+ギリシア一部 | 14字 | ||
記号, -1乗記号 | 11字 | ||
漢字 (千/万/円) | 3字 | ||
ユーザー定義文字 (5x8dots) | 8字 | デフォルトで 日,月,火,水,木,金,土,♥ の8つが設定されてます。もちろんユーザーが自由に変更できます。 |
DIP SW の設定 | SW1 | SW2 | SW3 | コメント |
I2C アドレス = 0x0C〜0x0F | OFF | OFF | --- | それぞれ連続4アドレスを占有します。 また、電源 ON 直後に SW のチェックをして、I2C アドレスを決定します。決定後は SW1〜2 を変更しても、Reset もしくは電源再投入されるまで I2C アドレスは変わりません。 |
I2C アドレス = 0x1C〜0x1F | OFF | O N | --- | |
I2C アドレス = 0x2C〜0x2F | O N | OFF | --- | |
I2C アドレス = 0x3C〜0x3F | O N | O N | --- | |
LCD の Backlight = ソフト制御 | --- | --- | OFF | kanalcdBacklight 関数でソフト的に ON/OFF する。電源 ON 直後はソフト OFF されている。 |
LCD の Backlight = 強制 ON | --- | --- | O N | ソフト ON/OFF 状態に関係無く、Backlight が強制 ON される。(最大 120mA 消費する様になるので注意) |
名称 | デジタル出力 | PWM 出力 | コメント |
PWM0 | ON/OFF 出力 | 8 bit PWM 出力 | |
PWM1 | ON/OFF 出力 | 8 bit PWM 出力 | |
OUT0 | ON/OFF 出力 | 8 bit PWM 出力 | 本当は "PWM2" という名称にするべきだったのですが、"OUT0" というシルクになっています。 |
OUT1 | ON/OFF 出力 | 不可 | 本当は "OUT3" という名称にするべきだったのですが、"OUT1" というシルクになっています |